2018年10月17日水曜日

椅子の修理


鍛冶屋に 持ち込みの ご依頼で 割と多いのが
椅子の修理です。
今日 御紹介したいのは
その中で デザイナーズチェアーと 言われるもの2点です。

1点目は
ハーマンミラー社 イームズアルミナグルーブチェア


1958年に イームズ夫妻によって デザインされた椅子です。


な 鉄の部分の割れ~変形を TIG溶接にて修理。


布の色や足の数が 現代の物とは 異なります。
おそらく30年以上前の物です。

2点目は
ノール社 エーロ サリネン エグゼクティブアームチェア 



おそらく 1940年代に デザインされたものです。


な 状態の部分を


な 鉄の脚部分の割れ~変形を TIG溶接にて修理しました。

この71アームチェアも 現在も販売されていますが、脚部がステンレスに
変更されていますので 2,30年前の アンティーク物でしょう。

偶然持ち込まれた 2点の椅子 全然違うようですが 
多くの共通点が あります。

60年位愛され続けられているデザインであること。
どちらも 建築家である事。
ノスタルジー感と相反する 未来感の融合。
ぽんと 単体で 置かれていても 存在感が あること。
実は機能や生産性や強度も持ち合わせた デザインであること。
などなど

長く愛されるには 理由が あると 痛感しました。

最後に 違うご依頼主様もに 共通した事が ありました。

コレクターアイテムでも あるにかかわらず、
「仕上がりは 気にしません。また 座ることが出来れば。」と
おっしゃった事。

エーロ サリネンも イームズ夫妻も 喜んでいると 思います。


三光熔接工業所





2018年7月17日火曜日

暑い!


はい!と言う訳で
少しだけ 涼しげに 行きましょう。
熱戦を 繰り広げた FIFA ワールドサッカー


リアルタイムで 観戦を 臨んだ人達には
過酷な1ヶ月と 成りました。

そして 次は オートバイ乗りの
もっとも熱い日


鈴鹿8時間耐久オートバイレース
http://www.suzukacircuit.jp/8tai/

ここ最近ずうっと 思っていたこと
私が8耐で参戦して欲しかった、
なんとジョナサン・レイの参戦。
本当に そんなに速いのか?
なら どれ位早いのか?
知らない人の為に
WSBの三年連続チャンピオン
しかもデフェンディングチャンピオンだぜ。
出来ればトム・サイクスと組んで走って欲しかったけど。

兎も角見逃せられないのだ。


毎日 熱いので
モンスターエナジードリンク ヴァレバージョンで
乗り切ろう!


三光熔接工業所


2018年7月3日火曜日

大阪湾


久しぶりに 大阪湾


灯りを求め ベレリネッタボクサー丸の スロットルは 開け気味だ。


期待で 高揚する。


余談ですが
景気が良くなったと言いますが、大阪湾の貨物船は
そんなに 増えて無い様に 思います。

更に 余談ですが
コンテナとコンテナの上下には 
ツイストロックと言う金具を 噛ましてあります。

こんなご縁も有ってか
ツイストロックのメインテナンスのお手伝いも しています。


まぁ こんなんや


あんなんで

「新巻鮭ゲットだぜ~。」
キャプテンが・・・。


三光熔接工業所

2018年7月2日月曜日

ゴルフのパター


弊社としては 珍しいご依頼。


ヘッドが 真鍮で シャフトが鉄

で 銀ろうで ろう付けしました。

ろう付け - Wikipedia とは


鉄と鉄なら トービン

銅と銅なら りん銅

それぞれ 流し込むタイミングが違ったりするので

思いのほか 難しいです。

ろう付けは 専門では ありませんので

全てに 対応できませんし

技術的なものに 加えて

熱影響による 強度の変化 ひずみなど

中々大変です。

今回は うまくいきましたが・・・。

職人とは 生涯学習で あります。

なんか言い訳の様に なっていますが

ご依頼に 「まかしとけ。」と

常に 言える様になりたいですね。


三光熔接工業所


2018年6月24日日曜日

大阪北部地震


6月18日に 大きな地震が ありました。

幸い私どもには 大した被害は 無かったのですが・・・。

Kawasaki 1400GTRの 

エンジンガードを 修理して欲しいと ご依頼がありました。

Kawsaki 1400GTRって こんなのー。


逆車でパニアケースが 標準装備で 
フルフェイスのヘルメットが 楽々入ります。

話は 元に 戻りますが

その地震で 駐輪していたバイクが 転倒で
エンジンガード(スライダー)が 破断した。と言う事らしいです。


見事な 割れっぷりに 地震の大きさが 伺われます。


裏面は 取り付けに干渉するので 表面を 鬼盛りです。

サイドスタンドで 停めてたんですか?

と お聞きしたら メインスタンドで 停めていたそうです。

では 防ぎようがありません。

隣に並べてあった 息子さんの バイクとは

干渉しなかったのが 不幸中の幸いでした。

本当に

天災は 忘れた頃に やって来ます。

「備えよ常に!」 

私は ボーイスカウトの経験は ありませんが

そんな 精神が 必要なのかも 知れません。


三光熔接工業所

2018年6月11日月曜日

トラックのあおり


トラックのあおりの修理


の様に 割れる事が あります。


の 様に 修理します。

バイクなら 車種名などいれるのですが 

トラックは 一括りで トラックと呼ばれます。

別に興味が無い訳でなく

・・・・

まぁまぁです。

修理は こんなボディ部分でも 肉厚が有り

溶接は やり良いです。

これは TIG溶接ですが

塗装が これくらい 焦げます。

ご参考に してください。


三光熔接工業所

2018年6月10日日曜日

アルミのアイロン


洗濯屋さんの大きなアイロン

以前修理した処から また漏れると 連絡があった。

スチィームの 入力側 張った」アルミを ぶち抜きやがった。

エアを入れ 粗方チェックして
  


特盛

洗剤チェックして終了。

アルミのアイロンって どう?
(アイロンって本来 鉄の事なので・・・)

しかし スチィームの力 ハンパ無い。

三光熔接工業所

2018年4月10日火曜日

HARLEY-DAVIDSON ’98 DYNA 


HARLEY-DAVIDSON ’98 DYNAの
ハンドルの修理及びバックミラー取り付けボスの取り付け

DAYNAって こんなのー。
より個性を 持たせるためだったり


快適なポジションを 求めるものだったり


試行錯誤を 重ね


小さなこだわりに 辿り着く。


そんなお手伝いでした。

ところで

ナックル→パン→ショベル→エヴォリューション→ツインカム
と 進化してきた ハーレー 
個人的には 進歩してほしくないバイクなのですが
騒音規制や排気ガス規制で 仕方が無いですね。
私の歳になると 進化全般が うれしい事では 無いです。
しかし うれしい事も
私の子供の頃からある
オレンジマーブルフーセンガムが
知らない間に 6粒入りに
当たれば 12粒頂けます。
あ、これ
スーパーで買ったんですけど
当たったら
レジのおねぇさんに
空箱持って行くんでしょうか?
・・・
想像したら 辛いものがあります。
そうだ 直接メーカーに
・・・
郵送したら送料で
2個買えちゃうじゃないですか
当たり箱を 100個位貯めて
まとめて送ったら 送料浮きますねぇ
・・・
その頃 私 生きてるんでしょうか?

駄菓子屋はやっぱり必要だと 思います。

三光熔接工業所



  

2018年4月2日月曜日

DUCATI SCRAMBLER


DUCATI SCRAMBLERの

マフラー(純正外)のステー製作。
正直 弊社は修理が多く
最近 製作物は 少ない。


現物合わせって奴なのですが、


隙間が狭く 仮付けも大変。


出来上がりからは 苦労が見えないですが、


苦労が見えない物のほうが
完成度は 高いというジレンマを
解って頂ければ

うれしいです。

今回は仕上がりも 何なんですが

サウンドが

ドゥカらしい 音に 変わって
感動でした。

三光熔接工業所



2018年3月30日金曜日

BMW F800R


BMW F800Rの
サイドスタンドの加工ご依頼

な 部品を製作

地面に着いた時 密着するように 熔接。

跳ね上げた時の クリアランスや 重量も少し工夫しました。

外車もサイドスタンドは 左側に付いていますが
右側通行が大半なので 左側通行では 道路のキャンバーの加減で
バイクが 倒れすぎます。ので 今回は お客様のご意向で
サイドスタンドに下駄を 履かせました。
サイドスタンドを長くすることも 可能です。


短くする分には なんら問題は 無いのですが
長くする分は 少し注意がいります。

でも上手くいって 良かったです。


三光熔接工業所

2018年3月26日月曜日

Kawasaki Z125


Kawasaki Z125に
社外(オーバーレーシング)の
アルミスイングアームに
メインテナンススタンド用の
引っ掛けるフックのボスの溶接の
御依頼があった。

御依頼と言えば
ラッスンゴレライは
いずこ。

Kawasaki Z125って こんなの~。


新品からの加工は 緊張します。


左右の位置決めや 角度に注意して


これが あると 無いじゃ
メンテナンススタンドの
安定感が 全然違います。

いい季節に なりました。

しっかり 整備して

出かけましょう。


三光熔接工業所

2018年3月23日金曜日

西へ東へ


SUZUKI のレッツ4 マフラーの修理のご依頼があった。
まぁ珍しく無いご依頼だが

話を聞いていると 鹿児島から大阪に向かう
フェリーに乗船中だという。
え、わざわざ 鹿児島からフェリーに乗って
修理に来るの?

さすがに な、訳は無い。

彼が言うのには 鹿児島でマフラーが割れ
鹿児島で修理したが またすぐ割れてしまった。と、

明日朝大阪に着くが 修理出来ないだろうか?

鍛冶屋「多分錆びて薄くなったのだから 修理しても 違う場所が
すぐ 割れちゃうと思うよ。」

お話をさらに 聞いてみると
埼玉から本州を西へ下関から九州
九州を縦断して 沖縄へ
そして 戻って来る途中のトラブル。


なんか 悪い癖
面白そうな事には 首突っ込んどかんと

鍛冶屋「悪い様に しないから とりあえず おいで。」
と言ってしまった。

で 翌日 さわやかな青年が 来店した。


鹿児島のバイク屋さん ガス熔接
ぺらぺら錆び錆を きっちり熔接してる。
しかし 薄々なので 修理した場所から 
ずれて割れてる。こりゃ 同じことをしても
また違う所から割れてしまうだけだなぁ。



真鍮で全体的に 肉盛りした。
不安は否めないが他に思いつかなかった。


背中にテントを背負って
彼は鳥取砂丘に 旅立った。

何日か経って 彼から電話が あった。

さわやかさん「名古屋で 割れました。」

1000kmしか もたなかったか。
見込みが 甘かった。
申し訳ないです。敗北で あります。

鍛冶屋「名古屋だと 打つ手なし。カー用品で 
マフラー修理用バンテージで巻いてください。
真鍮の肉厚が あるので 埼玉までなら 行けると思います。」

もしくは

がんばれ! 名古屋の溶接屋。


三光熔接工業所

2018年3月15日木曜日

Kawasaki Balius


Kawasaki  Baliusに
Ninjya400のパニアケース(サイドボックス)を
取り付けよ。と言うご依頼があった。

因みにBaliusは バリウスと読みたくなるが
バリオスが 正しい呼び名である。

現在では無くなった250ccマルチシリンダーで初期型は
なんと45馬力を15000rpmで 出力するし
19000rpm迄 廻ってしまう 今のバイクからすれば
夢のような スペックで 根強い人気の バイクです。

その異端性は タンクにあるはずのKawasakiのエンブレムが無く


と 車名のエンブレムが貼られている。
意図は 解りませんが・・・。

初期型がモノサスなのに後期型は2本サスと言う
先祖がえりしたマシンは 本当に異端で有り
何か ドラマティクな 匂いがするが
意図は 解りません。

本題に 戻りましょう。


バックが着いていないときは こんな感じです。


どうでしょうか?


自然でかっこいい感じに仕上げるため
苦労は ありましたが
オーナーが 喜んで 頂けたので
そんなものは どうってことないです。

本当は 上手く出来るか不安で
自分が予想した以上に 仕上がったので
ほっとしました。

三光熔接工業所

2018年3月12日月曜日

バーキン


バーキンのフェンダーステーを
熔接して欲しい。との
御依頼があった。

バーキンと言えば
ブランド音痴の私でも知っています。
こんなのー。

こんなの 熔接出来ないよ。

え、

こっち バーキン7


カッケーなぁ。

な フロントフェンダーのステー割れの修理

本来 ウインカーの線が通るらしいのですが

強度優先とい事で 修理させて頂きました。



裏に 割れ止めに 肉盛りしました。

しかし

スーパー7が 有る日常かぁ。

適度の非凡さが たまらなく いいだろうなぁ。

庶民には 買えないなぁ。

私は 鞄でがまんするか・・・。

え、鞄のほうが 高いですと・・・。

いやはや何ともで あります。


三光熔接工業所