2016年8月4日木曜日

HONDA モトラ


1982年に 発売された

ホンダの 原付です。

高速 低速 レバー操作式の 副変速機が搭載されていたバイクです。

たくさん荷物を積んでの アウトドアユース

さぁ 冒険だ!みたいな コンセプトなのだが

本当は

お米屋さん 酒屋さんユースなのである。


モトラって こんなの。


原付なんだから 2人乗りは出来ないので

頻繁に リヤサスの 調整が 必要ないのに

リヤキャリアは 大きく丈夫で 米20kg×3は 積めそう

ビールも ケースごと いけそう。で

ここで問題 そんなけ積んだら どう?

リヤサス ダルダル へたすりゃ ボトム


なんと リヤサスは ハンドルグリップをグリグリすると

油圧で サスプリロードが 上がる設計

そんなの 純正で 着いてるバイクって 私の愛車の

VFR750Fくらいだよ。

オーリンズだって 高いやつにしか 着いてないぞ。

しかも ひとつの ハンドルグリップで 2本のサスの プリロードを可変出来るって

見たことない。

どゆことー。って 感じですよ実際。

で問題2は それだけ 積んで 重心が あがっちゃうと 安定が 悪い訳で

サイドスタンドじゃ無理。(付いてないんですけどね。)

でも メインスタンド荷物積んだら 重すぎて 上がらんやんけ。


なんと この位置の メインスタンド 軽い前側を 上げてしまった。

参った。こんな 発想。 凄い。

良く 練れている。

で やっと 私の 物語へ 続くのですが

とうぜん 古いバイクなので

純正部品は 無いに 等しい。

マフラーが アウトで 何か モンキー様の 社外マフラーでも

そしたら どのマフラーも この前側に着いいる メインスタンドの

ステーに 当って しまうじゃないかで

ご依頼。

承りました。


問題の メンスタ ステー


今回は 手出しで

けっこう 複雑な 曲げ


クリアランス 想像以上にタイトだったけど。

なんとかなり 良かった。

仕上がりも そこはかとなく 良く出来たと 思います。



異常なまでに 凝って 作られても

奇抜なデザインと 高くなった値段から

発売時は あまり受け入れられなかったように

記憶してるのですが

現在中古市場の価格は高騰

後に PS250の デザインモチーフに

なるのだが

同じ様に 販売時に 人気がでず

製販が おわってから 人気が出るという

数奇な運命を 辿るのである。


深い。


三光熔接工業所



2016年8月3日水曜日

ヴァレンティノ


ヴァレンティノと 言っても


今回は

この人の事では無い


まったくもって 縁が無い。

こっちの ほうだった。

・・・あった

親父の形見の カウスボタン

位だよ。


それで

サンダルを 熔接して 欲しい。と言うご依頼

金属製の サンダルなのか?

頭が

グルグルさせて みても

到底理解できない。

そう言えば

子供の頃

漫画の通販とかで

鉄下駄って

あったよな。

みたいな やつか

ヴァレンティノの鉄下駄?

・・・

無い無い

そういやぁ

昔 ダートトラック様の

スリッパなら

鉄で 作った事あるぞ。



写真を 送ってもらった。

一目瞭然だった。

百聞は一見に しかず

頭グルグルは

止まった。



この金属は 何?

真鍮の様だけど


今度は

頭が また グルグルまわりだした。

結局

お客様が だめでも いいんで 見てください。

と おっしゃるので

持って来て 頂いた。

フィギア部分は真鍮で シャフトは サスだった。





まぁ なんとか

修理できました。


良かった。


三光熔接工業所