SUZUKI のレッツ4 マフラーの修理のご依頼があった。
まぁ珍しく無いご依頼だが
話を聞いていると 鹿児島から大阪に向かう
フェリーに乗船中だという。
え、わざわざ 鹿児島からフェリーに乗って
修理に来るの?
さすがに な、訳は無い。
彼が言うのには 鹿児島でマフラーが割れ
鹿児島で修理したが またすぐ割れてしまった。と、
明日朝大阪に着くが 修理出来ないだろうか?
鍛冶屋「多分錆びて薄くなったのだから 修理しても 違う場所が
すぐ 割れちゃうと思うよ。」
お話をさらに 聞いてみると
埼玉から本州を西へ下関から九州
九州を縦断して 沖縄へ
そして 戻って来る途中のトラブル。
で
なんか 悪い癖
面白そうな事には 首突っ込んどかんと
鍛冶屋「悪い様に しないから とりあえず おいで。」
と言ってしまった。
で 翌日 さわやかな青年が 来店した。
鹿児島のバイク屋さん ガス熔接
ぺらぺら錆び錆を きっちり熔接してる。
しかし 薄々なので 修理した場所から
ずれて割れてる。こりゃ 同じことをしても
また違う所から割れてしまうだけだなぁ。
で
真鍮で全体的に 肉盛りした。
不安は否めないが他に思いつかなかった。
背中にテントを背負って
彼は鳥取砂丘に 旅立った。
何日か経って 彼から電話が あった。
さわやかさん「名古屋で 割れました。」
1000kmしか もたなかったか。
見込みが 甘かった。
申し訳ないです。敗北で あります。
鍛冶屋「名古屋だと 打つ手なし。カー用品で
マフラー修理用バンテージで巻いてください。
真鍮の肉厚が あるので 埼玉までなら 行けると思います。」
もしくは
がんばれ! 名古屋の溶接屋。
三光熔接工業所
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