去年のお話になってしまいましたが
Harley-Davidson XL883Rの
オーナーさんから 変わったご依頼があった。
883Rって こんなのー。
フレームが同じであるカスタムのタンクと
883のタンクを2個1にして883Rのタンクを
ローマウントすると言う ご依頼である。
見積もり請求されましたが さてさて状態
興味はあるものの 完成出来るかどうかも 解らないぞ。
完成できないとき 工賃は 請求出来ないは 当たり前として
2個のタンクの弁償となると 多額の赤字に
断るしか無いなぁ。
興味は あるんだけど・・・。
正直に その旨お伝えすると
以外にも 失敗しても 部品等の請求なしで
GOが でた。
あなた様は パトロン様ですか?
経営者としての 概念が 外れれば
只の職人 血が湧き 肉揺れます。
とりあえず 切ります。
とらあえず のしてみます。
とりあえず かぶしてみます。
底辺の形が かなり違います。
ピンチ、パンチ、ポーンチ!
鍛冶屋は 途方に暮れてしまいました。
そんな時です。微かに声が 聞こえてきます。
「わしじゃ。と言っても 鳥のわしじゃ無いぞ。」
あ、この声は 佳乃さんだ。
佳乃「今こそ 金の ハンマーを振るのじゃ。」
すると あら不思議 見る見る 883のタンクは
カスタムのタンクに ぴったり ハマりました。
オーナーさんの 思惑通り ライトステー タンク シートが
まっすぐに 並びました。
マーベリック「佳乃さん おかげで なんとかなりました。
ありがとうございます。」
佳乃「鍛冶屋、握ってる ハンマーを 見てみなさい。」
なんと 強く握っているのは いつもの ハンマーだった。
佳乃「わしは お前の肩を 押しただけだよ。
元来 人生飛び越えられない障害なんて
その人の前には 現れないんだよ。」
マーベリック「じゃ、これは 私の力なのですね。」
佳乃「いや やっぱり わしが 肩を 押したのだから
わしのおかげじゃ 近いうちに供物を 捧げに こい。わかったな。」
と言って 佳乃さんの声は 聞こえなくなった。
ともあれ
883R無事 納品で あります。
0 件のコメント:
コメントを投稿